2025年12月時点のスマホ料金を国際比較!日本は20GB以下がお得、無制限プランは上昇傾向に

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日本のスマホ料金、20GB以下は海外主要国と比べてもお得!

スマートフォンは私たちの生活に欠かせないツールですが、その料金プランは国によって大きく異なります。株式会社ICT総研は、2026年2月6日に「2026年2月 スマートフォン料金の海外比較に関する調査」の結果を発表しました。この調査では、日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、韓国の6カ国における2025年12月時点のスマートフォン料金が比較されています。

データ容量20GB以下では日本が安い水準を維持

調査の結果、2025年12月時点での6カ国の月額スマートフォン料金平均は、データ容量2GBで2,736円、5GBで2,866円、20GBで3,425円、無制限で6,186円でした。

データ容量2GBでは、日本が1,459円と6カ国の中で最も安い結果となっています。5GBと20GBではフランスがそれぞれ1,876円、2,042円で最安でしたが、日本も5GBで2,088円、20GBで2,581円と、平均を下回る十分に安い水準を維持しています。一方で、データ容量無制限プランでは日本が6,739円となり、平均を上回る料金水準となりました。

これらの料金比較は、各国の料金を「購買力平価(PPP)」で円換算して行われています。購買力平価とは、各国で同じ商品やサービスを購入するのに必要な通貨量を比較することで、為替レートだけでは見えにくい実質的な購買力を示す経済指標です。例えば、2025年の購買力平価では1ドル93.523円で換算されています。

2025年12月 各国主要携帯電話事業者のスマートフォン料金プラン平均

2021年以降、日本のスマホ料金は安価な水準をキープ

日本の携帯電話料金は、2021年に政府の要請により大きく低下しました。今回の調査では、2025年12月時点の料金を過去の調査結果と比較することで、その推移が明らかになっています。

データ容量2GBと20GBのいずれにおいても、日本の料金は2020年から2021年にかけて大きく下がり、その後は同程度の水準を維持していることが分かります。NTTドコモの「ahamo」、auの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO」といったオンライン専用プランや、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」などが、この安価な料金水準に大きく貢献していると考えられます。これらのプランを含めた各携帯電話キャリアの最安プランで計算されていることが、日本の料金水準が安い理由の一つと言えるでしょう。少なくとも、日本には海外主要国と比較して最も安い水準の料金プランを選択できる環境が整っていると言えます。

各国のスマートフォン料金プランの推移 データ容量 2GBと20GB

無制限プランは料金上昇傾向、賢いプラン選びのポイント

一方で、日本のデータ容量無制限プランの平均料金は、2024年12月時点の6,372円から2025年12月には6,739円へと上昇しています。この背景には、動画配信サービスとセットになった料金プランなど、携帯電話キャリアがユーザーからの収入を高めようとする動きがあると考えられます。

このため、ユーザーは携帯電話料金単体で比較するだけでなく、ポイントプログラムや金融サービスなど、各携帯電話キャリアが提供する「経済圏」全体で利用するサービスも踏まえて、料金プランを選択することが重要です。これにより、自分にとって最もメリットの大きいプランを見つけることができるでしょう。

日本の通信品質については、最高水準ではないという指摘もありますが、欧米と比較しても一定水準の品質は維持されていると見られます。AIの普及などにより通信需要が拡大し、資材費や人件費の高騰が続く中で、6G時代に向けてネットワーク設備への投資を維持・拡大できるか、今後の動向が注目されます。

ICT総研は、今後も携帯電話料金やネットワーク品質の動向を予測するため、同様の調査を継続していく方針です。

調査概要と情報源

本調査は、日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、韓国の主要MNO(移動体通信事業者)を対象とし、2025年12月時点の5Gスマートフォン料金(基本料金+データ定額料金)を分析したものです。音声通話料金や定額通話サービス料金は含まれていません。

MNOとは、「Mobile Network Operator」の略で、自社で通信回線設備を持ち、移動体通信サービスを提供する事業者を指します。

より詳細な情報については、ICT総研のウェブサイトをご覧ください。

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