AIが通信の未来を加速!アンリツとMediaTek社が低遅延通信技術を実証

通信技術の進化が目覚ましい中、オンラインゲームやXR(VR/AR/MR)といったリアルタイム性が求められる分野では、いかに「遅延」をなくすかが重要な課題となっています。この課題に対し、アンリツ株式会社とMediaTek社が、革新的なAIアクセラレーション技術の実証に成功しました。
AIで通信品質を最適化!「AI QoS」と「AI L4S」とは?
今回の実証では、アンリツの5G端末向け測定器「MT8000A」と、MediaTek社のT930 5G CPEプラットフォームが用いられました。ここで検証されたのが、AI QoSとAI L4Sという二つのAIアクセラレーション技術です。
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AI QoS(Quality of Service):AIが通信の質(速度や安定性)を賢く調整する技術です。例えば、オンラインゲーム中に他のアプリが通信を多く使っても、ゲームの通信を優先して快適なプレイを維持するといった働きをします。
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AI L4S(Low Latency Low Loss Scalable throughput):通信の遅延を最小限に抑え、さらにデータ損失も少なくする技術です。特にリアルタイム性が求められるアプリケーションにおいて、その真価を発揮します。
これらの技術は、AIの力を活用して通信品質を最適化し、遅延を極限まで減らすことを目指しています。まるで未来の体験が目の前に広がるかのような、スムーズなデジタル世界が実現するかもしれません。
クラウドゲーミングで実証!もう「ラグい」なんて言わせない
今回の検証では、クライアント端末とゲームサーバー間をMediaTek社のプラットフォームとアンリツのMT8000Aを介して接続し、実際のクラウドゲーミング環境が再現されました。この環境下で、MediaTek社のAIアクセラレーション技術がどの程度低遅延通信性能を発揮するかが評価されました。
オンラインゲームのプレイヤーにとって、「ラグい(通信が遅れて操作が反映されない)」という体験は避けたいものです。AI QoSとAI L4Sは、高度な遅延補償により、この「ラグ」を大幅に削減し、ユーザー体験を劇的に向上させる可能性を秘めています。
5G、そして6Gへ。未来の通信を支えるアンリツの技術
5Gの高度化や将来の6G技術の発展に伴い、オンラインゲームだけでなく、XR、ドローン/遠隔操作、ライブコマースといった、よりリアルタイム性が求められる分野が大きく進化するとみられています。このような未来の通信を支える上で、AIアクセラレーション技術の重要性はますます高まるでしょう。
アンリツの「MT8000A」は、スマートフォン、タブレット、IoTモジュール、チップセットなど幅広いモバイルデバイスの研究開発に利用される多機能な測定器です。5G NR(FR1/FR2)、NR NTN、LTEなど多様な通信方式に対応し、RFキャリブレーションから各種測定までを一台で効率的に行えます。さらに、FR3(最大16 GHz)のサポートにより、6G対応のプラットフォームとしても進化を続けています。
MWC 2026でデモ展示も
MWC 2026のMediaTekブースでは、今回実証されたAIアクセラレーション技術を活用したデモ動画が展示される予定です。MT8000Aを用いたクラウドゲーミング環境のシミュレーションを通じて、この先進技術がどのようにユーザー体験を向上させるのかが紹介されます。ぜひ注目してみてください。
関連情報
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MT8000Aについて詳しくはこちら: https://www.anritsu.com/ja-jp/test-measurement/products/mt8000a
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ソリューション紹介ページ: https://www.anritsu.com/ja-jp/test-measurement/solutions
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