2026.03.02 業界最新情報

「なんとなく調子が悪い」をデータで解決!ZUNDA DEXが従業員のデジタル体験を可視化し、IT改善を加速

従業員の「デジタル体験」がIT部門の新たな課題に

近年、働き方は大きく変化し、オフィスとリモートワークを組み合わせた「ハイブリッドワーク」が定着しつつあります。同時に、クラウド上で提供されるソフトウェア「SaaS」の利用が増え、企業のIT環境はかつてないほど複雑化しています。

このような状況の中、現場からは「PCが遅い気がする」「オンライン会議が不安定」「特定のツールだけ重い」といった、具体的な原因が分かりにくい「感覚ベースの不満」が増加しています。しかし、IT部門はこれらの“なんとなく調子が悪い”という問題を定量的に把握する手段が限られており、原因特定や対応の優先順位付けに苦慮していました。

従来のIT監視ツールは、サーバーやネットワーク機器といったインフラの視点での監視が主目的で、従業員一人ひとりの実際の業務体験(Digital Employee Experience = DEX)を横断的に把握する設計にはなっていませんでした。つまり、多くの企業では「環境は監視できているが、体験は見えていない」という状況が常態化しているのです。

ZUNDA株式会社は、この構造的な課題に着目し、従業員が快適に働けているかをデータで判断できるプラットフォームとして「ZUNDA DEX」を開発しました。

ZUNDA DEX v1 リリースのお知らせ

「ZUNDA DEX」で従業員の働く環境をデータで可視化

「ZUNDA DEX」は、デバイスに軽量なエージェントをインストールすることで、従業員のPCとネットワークの状態を常時収集・分析する「メトリクス収集プラットフォーム」です。メトリクスとは、システムの性能や状態を示す数値データのことで、これにより「なんとなく」ではなく、具体的なデータに基づいて問題点を特定できるようになります。

昨年6月にプロトタイプが発表され、ベータテストを経て、この度「ZUNDA DEX」製品版が正式にリリースされました。

ZUNDA DEXのシステム概要図

主な機能とメリット

  1. リアルタイムな可視化と原因特定
    デバイスのCPU負荷、メモリ使用率、バッテリー状態、Wi-Fi強度などをリアルタイムで可視化します。これにより、「PCのスペック不足」が原因なのか、「ネットワーク遅延」が問題なのか、遅さの原因を明確に切り分け、的確な改善策を講じることが可能になります。
    ZUNDA DEXダッシュボードの概要

  2. プライバシーに配慮した設計
    業務体験の可視化に必要な情報(メトリクス)のみを取得します。通信内容やキーボードの入力履歴など、個人のプライバシーに関わる情報は一切取得しないため、安心して導入できます。

  3. マルチプラットフォーム対応
    Windows 11(x64, ARM)およびmacOS(Sonoma以降, Apple Silicon)に対応しており、各種MDM(モバイルデバイス管理)を通じた配布も可能です。MDMは、企業が従業員のモバイルデバイスを一元的に管理する仕組みです。

製品版での進化ポイント

ベータ版のユーザーからのフィードバックを反映し、製品版では以下の機能強化が行われました。

  1. デバイス毎の専用ダッシュボードの実装
    ベータ版ではデータの可視化に外部BIツールが必要でしたが、製品版では管理画面内にデバイス毎のデータダッシュボードが標準搭載されました。これにより、追加のツール契約なしで、個々のデバイス状況を詳細に把握できるようになりました。
    デバイス毎の専用ダッシュボード

  2. 取得データの拡充
    ネットワーク関連の指標に加え、デバイス情報の取得項目が大幅に拡充されました。有償版では過去のデータ保存も可能なため、問題発生時の状況に遡って原因を調査できます。また、バッテリーの消耗度合いも計測できるため、デバイス交換の適切なタイミング判断にも役立ちます。
    取得データ拡充の詳細ダッシュボード

プランと価格、そして今後の展望

「ZUNDA DEX」には無料プランと有償プランの2種類が用意されています。

機能 無料プラン 有償プラン
メトリクスの取得 無制限 無制限
ログの保管期間 1日 1ヶ月
外部ログ転送 不可 可能(今後リリース予定)
マーケティング利用 オプトアウト不可 オプトアウト可能
価格(1デバイス/月) 0円 1,000円

製品版リリースを記念し、2026年3月2日から2026年末まで、有償プランが通常月額1,000円のところ、月額500円(1デバイスあたり)で提供されるキャンペーンも実施されます。

ZUNDA株式会社は今後、収集したログの外部サービスへの転送機能の実装を進めるとともに、2027年以降にはiOSやAndroidデバイスへの対応も予定しているとのことです。テクノロジーの力で従業員の働く環境を改善し、企業の生産性向上に貢献していくことが期待されます。

詳細はこちらから確認できます。

ZUNDA株式会社は、企業や官公庁のIT環境を「つなぐ・つづく・とどける」ことを支援するテクノロジーカンパニーです。クラウドやゼロトラストといった新しい働き方やアーキテクチャに対応し、ネットワーク・デバイス・認証を統合的に整えることで、誰もが安心して使えるデジタル基盤を提供しています。

×