FR-1200とは
「FR-1200」は、特定の方向の音を効率的に集音し、周囲の不要な音を抑制する「高指向性」という特性を持つ小型マイクロフォンです。コンパクトなサイズながらも高い集音性能を誇り、様々な場所でのクリアな音声収音に貢献してきました。
新ファームウェアで強化される主な機能
今回のファームウェアアップデートでは、特に「指向制御」「デバイス管理性」「アプリケーション互換性」の3つの面で機能が強化されました。これにより、より柔軟で効率的な音声収音が可能になります。
1. 固有シリアル番号の付与で管理が簡単に
それぞれの「FR-1200」にユニークなデジタルシリアル番号が付与されるようになりました。PCに接続した際に、設定アプリケーションやシステム情報から個体を識別できるため、複数台を同時に運用する際の管理が格段に向上します。
2. 左右チャンネル個別の指向幅設定に対応

左右のチャンネルそれぞれで、音を拾う範囲を「狭域」または「広域」に独立して設定できるようになりました。これにより、例えば会議テーブルの左右で話者の人数や配置が異なる場合でも、それぞれの状況に合わせた最適な収音を実現できます。
3. PCへの音声出力方式(ステレオ/ミックス)の切替え
USB音声出力を「ステレオ」または「モノラル(ミックス)」から選択できるようになりました。これにより、1チャンネル入力にのみ対応したアプリケーションでも、追加の設定や改修なしで「FR-1200」をすぐに利用できます。既存のソフトウェア資産を有効活用できるため、導入のハードルが下がります。
4. 単一指向モードで方向選択が可能に
従来の「右側方向」に加え、「マイク上側方向」の単一指向モードが新たに追加されました。これにより、マイクの設置方向の自由度が向上し、より多様な設置環境に柔軟に対応できるようになります。
5. ディップスイッチ設定項目の刷新

上記の機能追加に合わせて、本体のディップスイッチの設定項目が見直されました。これにより、ユーザーはより直感的に必要な設定を行えるようになります。
既存ユーザーも買い替え不要で新機能を利用可能
今回の新ファームウェアは、NTT-ATのWebサイトからダウンロードして、ユーザー自身で適用できます。現在「FR-1200」をお使いのユーザーも、買い替えることなく最新の機能強化を体験できるのは嬉しいポイントです。
ファームウェアのダウンロードはこちらから。
今後の展開
NTT-ATは今後も、高品質な音声コミュニケーションの実現に向けて、製品ラインナップやソリューションの拡充に取り組んでいくとしています。オンラインでのコミュニケーションがますます重要になる中で、「FR-1200」の進化は多くのユーザーにとって心強い味方となるでしょう。