約3割の利用者が5年以上使用
エレコムが2026年3月に公式X(旧Twitter)で実施した無線LANルーターの使用期間に関する調査によると、約3割の回答者が「5年以上前」にルーターを買い替えたと答えています。これは、機器本体、通信規格、セキュリティのいずれかの寿命を過ぎても使用している可能性があることを示唆しています。一方で、半数以上の方が製品寿命の目安に沿って使用していることも明らかになっています。

このアンケート結果の詳細は、エレコム公式Xの投稿で確認できます。
無線LANルーターの寿命は最長6年
無線LANルーターの寿命は、主に以下の3つの観点から考慮する必要があります。
1. 機器本体の寿命:4~5年
無線LANルーターは精密な電子部品やファンなどで構成されており、長期間使用することで徐々に劣化が進みます。この劣化は、インターネット接続の不安定さ、処理速度の低下、電波の強度の弱まり、さらには異常な発熱といった症状として現れることがあります。もし、これらの症状が見られる場合は、機器の買い替えを検討する時期かもしれません。
2. 通信規格の寿命:2~6年
無線LANの通信規格は、「IEEE802.11n(Wi-Fi 4)」「IEEE802.11ac(Wi-Fi 5)」「IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)」のように常に進化しています。新しい規格が登場するたびに、通信速度や安定性が向上します。古い規格のルーターを使い続けていると、せっかくの最新スマートフォンやパソコンの性能を十分に引き出せず、インターネットが遅く感じてしまう可能性があります。また、古い規格に対応する機器は徐々に減少していくため、将来的に不便を感じることも考えられます。
3. セキュリティの寿命:2~5年
インターネットの安全を守る上で、無線LANルーターのセキュリティ機能は非常に重要です。データの暗号化方式は日々進化しており、WPA3などの新しい方式がより強固なセキュリティを提供します。古い製品では、WEPやWPAといった安全性の低い暗号方式にしか対応していない場合があり、そのまま使い続けるとサイバー攻撃のリスクが高まります。
さらに、ルーターの基本ソフトウェアであるファームウェアのアップデートが終了している古い機器もあります。ファームウェアの更新ができなければ、新たに発見された脆弱性(セキュリティ上の弱点)が修正されないままとなり、個人情報や大切なデータが危険にさらされる可能性も出てきます。

安全で快適なインターネット環境を維持するために見直しを
無線LANルーターが正常に動作しているように見えても、メーカー保証期間から長期間が経過している場合や、通信速度が極端に遅いと感じる場合は注意が必要です。「まだ使えるから」と安易に判断せず、一度ご自宅のルーターを見直してみることをおすすめします。
最新モデルへの切り替えを検討することで、インターネットの速度が劇的に向上し、動画視聴やオンラインゲーム、テレワークなどがより快適になります。また、最新のセキュリティ技術で大切なデータをしっかりと守ることができるでしょう。快適で安全なデジタルライフのために、今一度ご自宅の無線LANルーターをチェックしてみてはいかがでしょうか。
無線LANルーターの選び方や買い替え時期について、さらに詳しく知りたい方は、以下の関連ページも参考にしてみてください。