スマホは「買う」が当たり前?レンタルサービスの可能性を探る
近年、スマートフォンの端末価格は高騰の一途をたどり、最新モデルでは10万円を超えることも珍しくありません。この価格上昇は、多くのユーザーにとって大きな負担となっています。こうした状況の中、購入以外の利用方法として注目される「スマートフォンレンタルサービス」は、どれほど認知され、利用されているのでしょうか。エクスモバイル株式会社とプラスト株式会社が共同で実施した「スマホ利用に関するアンケート調査」の結果を基に、スマートフォンの利用実態と、レンタルサービスの可能性について深掘りします。
約4割が「5万円以上で高い」と回答!スマホ価格とユーザー感覚のギャップ
まず、全国の20歳~59歳の男女500名を対象に、スマートフォンが「いくら以上だと高いと感じるか」を尋ねたところ、「5万円以上」と回答した人が全体の42.8%を占め、最も多い結果となりました。

現在のスマートフォン市場では10万円以上の高価格帯モデルが主流になりつつありますが、ユーザーの多くは5万円台でもすでに負担を感じていることが明らかになりました。この結果は、端末の高性能化と高価格化が進む一方で、ユーザーが心理的に許容できる価格との間にギャップが生じていることを示唆しています。
スマホレンタルの認知度は2割未満、利用経験はわずか7.0%
次に、スマートフォンをレンタルできるサービスがあることを知っていたか尋ねたところ、「知っていた」と回答したのは19.8%にとどまり、約8割の人がサービスの存在を知らないことが判明しました。

さらに、実際にスマホレンタルサービスを利用した経験があるかという質問に対しては、「ある」と回答した人がわずか7.0%でした。

この結果から、スマートフォンレンタルはまだ一般的な選択肢として広く認知されておらず、利用される機会も少ない現状が浮き彫りになりました。カーシェアや動画配信サービスのような「シェアリング型」や「サブスク型」のサービスが普及する一方で、スマートフォンレンタルは広告や店舗での露出が限られており、ユーザーがサービスを知るきっかけが少ないと考えられます。
レンタルのメリットは認識されつつも、「所有前提文化」が壁に
スマートフォンレンタルのメリットについて尋ねたところ、「初期費用を抑えられる」(32.8%)、「短期間だけ利用できる」(28.4%)、「最新機種を試しやすい」(24.6%)といった回答が上位を占めました。

これらの結果から、レンタルが持つ「コスト抑制」や「利用期間の柔軟性」といった価値は一定程度認識されていることが分かります。しかし、「特にメリットは感じない」という回答も39.4%と最多であり、短期利用やサブ端末、出張・イベント用途など、レンタルの具体的な利用シーンがユーザーに十分に伝わっていない可能性があります。
一方で、レンタルを利用しない理由として最も多かったのは「長く使うなら購入の方が安いと思う」(35.1%)、次いで「購入するのが当たり前だと思っている」(31.8%)でした。

スマートフォンは「所有するもの」という認識が根強く、この固定観念がレンタル利用の大きな障壁となっていることがうかがえます。しかし、「レンタルサービスをよく知らない」と回答した人が18.5%にのぼることから、認知が拡大すれば利用が広がる余地があるとも考えられます。また、「情報漏洩が心配」「壊れた時どうなるのか不安」といった声もあり、価格面だけでなく安心感や信頼性も利用判断に影響を与えているようです。
「価格・手軽さ・安心」が鍵!レンタル利用拡大のポテンシャル
今後スマートフォンをレンタルで利用してみたいと思うか尋ねたところ、「利用したいと思わない」が41.2%で最多でした。しかし、「月額料金が安い」(38.8%)という回答が約4割にのぼったことは注目すべき点です。

これは、価格面でのハードルが下がれば、レンタルを選択肢として検討する層が一定数存在することを示しています。さらに、「手続きが簡単」(24.0%)や「故障時の保証がある」(21.6%)といった項目も上位に挙がっており、ユーザーはコストだけでなく、利用のしやすさや安心感を重視していることが分かります。
この結果から、スマートフォンレンタルは現時点では広く普及しているとはいえないものの、適切な条件や環境が整えば、利用が拡大する余地を十分に持つサービスであるといえるでしょう。
まとめ:スマホは「買う」だけじゃない時代へ
今回の調査では、スマートフォンの高価格化によってユーザーの負担感が高まっている一方で、レンタルという選択肢の認知度や利用はまだ十分に広がっていない現状が明らかになりました。しかし、初期費用を抑えたい、短期間だけ利用したい、最新機種を試したいといったニーズは確実に存在しています。
スマートフォンがさらに高額化し、利用スタイルが多様化する中で、「購入する」だけでなく「必要な期間だけ利用する」という選択肢は、今後現実的なものとして浸透していく可能性があります。レンタルサービスにとっては、認知拡大とともに具体的な利用シーンを提示し、安心して利用できる環境を整備していくことが、市場拡大の重要な鍵となるでしょう。
調査概要
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調査名: スマホ利用に関するアンケート調査
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調査手法: インターネットアンケート
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調査期間: 2026年3月9日~3月16日
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調査対象: 全国の20歳~59歳の男女
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有効回答数: 500件
引用元
本リリースの内容は「エクスモバイル株式会社とプラスト株式会社の共同調査」によるものです。
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スマートフォンレンタルサービス: https://www.xmobiles.jp/
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該当記事: https://www.xmobile.co.jp/media/smartphone-user-survey-20260325/