2026.06.09 業界最新情報

DJIドローンの赤外線画像を自在に活用!「クリティア コンバート」で解析もマッピングも思いのままに

DJIドローンの赤外線画像をFLIR形式とマッピング用TIFFに変換するWindowsソフトウェア「クリティア コンバート」がリリース

ドローンを使った赤外線点検は、効率的で高精度な診断を可能にする画期的な技術です。しかし、DJIドローンが撮影する赤外線画像(R-JPEG)は、既存の解析ソフトウェアで直接扱えないという課題がありました。この問題を解決するため、株式会社ASOLAB.は、DJIドローンの赤外線画像をFLIR互換フォーマットとマッピング用TIFFの両方に変換するWindowsソフトウェア「CRITIR Convert(クリティア コンバート)」をリリースしました。

CRITIR Convert
CRITIR Convertのインターフェース

開発の背景と業界課題

DJIドローンが生成する赤外線R-JPEG画像は、独自のメタデータ構造を持つため、FLIR製ソフトウェア(FLIR ToolsやFLIR Thermal Studioなど)でそのまま温度解析を行うことができませんでした。しかし、設備点検や建物診断の現場では、すでにFLIR製ソフトウェアが広く導入されており、ワークフローを変更せずにDJIドローンを活用したいというニーズが多く存在していました。

また、赤外線オルソ画像(歪みが補正され、地図のように正確な画像)や3Dモデルの生成、GIS解析(地理情報システムでの分析)の現場では、温度値を保持したまま扱える単チャンネルfloat32 TIFF形式が事実上の標準となっています。ASOLAB.は、これらの業界課題に対応し、変換精度とメタデータ継承を両立させる「CRITIR Convert」を開発しました。これにより、既存のFLIR解析環境の継続と、マッピング/GIS用途への展開を、この1本のソフトウェアで両立できる環境が提供されます。

CRITIR Convertの主な特徴

「CRITIR Convert」は、ドローンを使った赤外線点検やマッピング業務を効率化するための様々な機能を備えています。

  • FLIR互換R-JPEGへの変換: FLIR ToolsやFLIR Thermal Studioで直接開いて温度解析を行うことが可能になります。

  • float32 TIFFへの変換(マッピング・GIS対応): 各ピクセルに摂氏温度を保持した単チャンネルfloat32 TIFFを出力します。これにより、Pix4Dmapper、Agisoft Metashape、QGIS、ArcGISなどのソフトウェアで、温度を保ったままオルソ画像生成や温度解析が可能です。

  • 2形式の同時出力: FLIR互換R-JPEGとfloat32 TIFFを一度の処理で同時に書き出すことができるため、用途に応じた使い分けが容易です。

  • 高精度な温度変換: TIFFは往復誤差0.0000℃(ビット完全一致)、FLIR互換R-JPEGも変換誤差0.01℃未満(典型値)という高精度な温度変換を実現します。変換のたびに元ファイルと自動で突き合わせ検証が行われます。

  • メタデータ継承: GPS位置情報、撮影日時、ドローン姿勢、放射率などの重要なメタデータをそのまま引き継ぎます。

  • フォルダ一括変換: ドラッグ&ドロップで数百〜数千枚のR-JPEG画像をまとめて処理でき、枚数に上限はありません。

  • オフライン動作: インストール後はインターネット接続なしで変換機能をすべて利用できるため、現場での作業も安心です。

  • 7日間フリートライアル: 導入を検討されている方は、7日間のフリートライアルを試すことができます。
    フリートライアルお申し込みはこちら:
    https://convert.critir.jp/

出力先で使える解析ソフトウェア

変換後のデータは、用途に合わせて以下の解析ソフトウェアでそのまま利用できます。

  • FLIR互換R-JPEG: FLIR Tools / FLIR Thermal Studio(1枚ごとの温度解析)

  • float32 TIFF: Agisoft Metashape / Pix4Dmapper(赤外線オルソ画像・3Dモデル・GIS解析)

両形式は同時出力にも対応しています。

CRITIR
CRITIRの分析画面

対応機種

「CRITIR Convert」は、以下のDJIドローンおよびZenmuseカメラに対応しています。

対応DJIドローン(赤外線カメラ搭載モデル)

  • Matrice 4T / Matrice 30T / Mavic 3T / Mavic 2 Enterprise Advanced

対応Zenmuseカメラ(DJI製赤外線カメラ)

  • Zenmuse H30T / Zenmuse H20T / Zenmuse H20N / Zenmuse XT S

対応機種は順次拡大予定です。最新情報は公式サイトで確認できます。

料金とサービス概要

サービス名: CRITIR Convert(クリティア コンバート)
URL: https://convert.critir.jp

料金

  • ソフトウェア(買い切り): 55,000円(税込)/ライセンス(7日間フリートライアルあり)

    • ソフトウェアは複数台インストール可能ですが、同時使用は1台までです。
  • 変換代行サービス: 2,200円(税込)+従量課金/プロジェクト

    • 例えば、50枚までは合計6,050円から利用できます。

動作環境

  • Windows 10 / 11(64bit)

  • メモリ4GB以上

  • 空きディスク200MB以上

対応形式: FLIR互換R-JPEG / TIFF(同時出力可)
フリートライアル: 7日間(要申込)
運営: 株式会社ASOLAB. ソフトウェア開発事業部

姉妹ソフトウェアCRITIRについて

「CRITIR Convert」は、株式会社ASOLAB.が提供する姉妹ソフトウェア「CRITIR(クリティア)」のラインナップの一つです。「CRITIR」は、DJI / FLIR / HIKMICROの赤外線画像を変換不要で読み込み、壁面オルソ画像生成、温度測定の自動投影、報告書作成(PDF / Word / Excel / DXF対応)まで一気通貫で行えるWindowsソフトウェアです(https://critir.jp)。

「CRITIR Convert」は、「既存のFLIR解析環境やマッピングツールをそのまま使い続けたい」というユーザーのニーズに応えるために開発されました。これにより、ユーザーは自身のワークフローに合わせて最適なツールを選択できるようになります。

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