2026年、日本のモバイルアプリ利用がさらに深化!ファイナンスとゲームが牽引する新たなトレンドとは?
モバイルアプリの計測・分析ツールを提供するAdjustは、Sensor Towerの市場インサイトを盛り込んだ最新レポート「モバイルアプリトレンド2026:日本版」を発表しました。このレポートでは、日本のゲーム、ファイナンス、エンターテインメント、マンガアプリを対象に、インストール数やセッション数、アプリ内滞在時間、継続率といった利用状況が詳しく分析されています。

2025年には、日本でのアプリダウンロード数が26.5億、消費者がアプリに費やした時間は1,140億時間に達しました。さらに、2026年上半期のアプリインストール数も前年同期比4%増と、日本のアプリ市場の堅調な成長が確認されています。この成長は、新規ユーザーの獲得だけでなく、既存ユーザーによる継続的な利用によって支えられていることが明らかになっています。

ファイナンスアプリ:セッション数が40%増、株式投資アプリが急成長
2026年上半期、日本のファイナンスアプリは、インストール数が前年同期比8%増、セッション数が40%増と大きく伸びました。これは世界全体の成長率(インストール数5%増、セッション数29%増)を上回る結果であり、日本におけるファイナンスアプリの利用頻度の高さが際立っています。

特に注目すべきは、株式投資アプリの急成長です。インストール数は90%増、セッション数も11%増を記録し、ファイナンス分野で最も高い成長を見せました。ファイナンスアプリ全体の平均アプリ内滞在時間も、2025年の5.23分から2026年上半期には5.59分へと増加。株式投資アプリでは11.7分に達しており、モバイル決済やデジタル資産管理が日常生活に深く根付いていることがうかがえます。

ゲームアプリ:カードゲームのセッション数が113%増
2026年上半期の日本のゲームアプリは、インストール数が前年同期比3%増、セッション数が5%増となりました。ゲーム市場全体が安定した成長を見せる中、特にカードゲームが際立った伸びを示しています。カードゲームのインストール数は18%増、セッション数は113%増と大幅に増加しました。
カードゲームの平均アプリ内滞在時間も30.84分となり、2025年から21%増加しています。ゲームアプリ全体の継続率も改善傾向にあり、インストール後1日目の継続率は24%から26%へ、7日目は9%から11%へ、30日目は3%から4%へと上昇しました。これは、ユーザーがゲームアプリをより長く、継続的に楽しんでいることを示しています。
エンターテインメントアプリ:平均滞在時間が32.84分に伸長
日本のエンターテインメントアプリは、2026年上半期のインストール数が前年同期比4%増となりました。アプリ内滞在時間は、2025年の平均29.67分から2026年上半期には32.84分へと伸長。特に動画ストリーミングアプリでは36.36分に達しており、ユーザーが長時間をエンターテインメントコンテンツの視聴に費やしていることがわかります。

エンターテインメントアプリのインストール数とセッション数はいずれもiOSが68%を占め、動画ストリーミングアプリではインストール数の70%、セッション数の72%がiOSから発生しています。また、ショートドラマ市場も拡大を続けており、国内外の事業者によるコンテンツ投資が活発化しています。
マンガアプリ:インストール当日の利用頻度は分析対象市場で最高
2026年第1四半期、日本のマンガアプリにおけるインストール当日のユーザーあたりのセッション数は平均1.53回を記録しました。これは世界全体の1.40回、米国の1.34回を上回り、分析対象となった3市場の中で最も高い初期エンゲージメントを示しています。

2026年上半期のマンガアプリでは、iOSがインストール数の60%、セッション数の70%を占めました。平均アプリ内滞在時間は16.72分で、2025年からは減少したものの、2024年の16.99分を上回っており、安定した利用が続いています。
日本市場の未来とアプリ利用のさらなる深化
Sensor Tower APAC地域担当マーケティングVPのナン・ルー氏は、日本市場が「顧客生涯価値(LTV)」の高い市場であると指摘し、次の成長の波はゲーム以外のカテゴリーから生まれるだろうと述べています。特にファイナンスアプリは新しい世代の投資家を取り込み、エンターテインメントやマンガアプリは新たなフォーマットを模索しています。
Adjust 日本ゼネラルマネージャーの佐々直紀氏は、日本のアプリ市場の特徴として、一度信頼された消費者はロイヤルユーザーとして継続的に利用する傾向が強いことを強調しています。これは、主要なアプリカテゴリーでセッション数が多いことからも明らかです。堅牢なユーザーベースを維持するためには、リエンゲージメントキャンペーンやエバーグリーンマーケティングへの投資が重要であると提言しています。さらに、NISAを利用した投資の増加がフィンテックアプリに大きな成長機会をもたらしていることにも言及しています。
このレポートから、日本のモバイルアプリ市場は、ユーザーの生活に深く浸透し、多様なニーズに応える形で進化を続けていることがわかります。特に、金融やエンターテインメントといった分野での利用の深化は、私たちの生活をより便利で豊かなものにする可能性を秘めているでしょう。
レポートの詳細は下記より無料でダウンロードできます。
Adjustについて
Adjustは、デジタル広告やコネクテッドテレビ(CTV)、QRコード、PC・コンソールゲームなど、さまざまなキャンペーンのアプリインストール効果を計測し、その分析環境を提供することで、アプリの成長を目指す世界中のマーケターから信頼を得ています。Adjustが提供する強力な計測・分析ソリューションから得られる可視性とインサイトが、マーケターがより優れた成果を達成できるようサポートします。AdjustはAppLovin(アップラビン、NASDAQ:APP)のグループ会社です。
Sensor Towerについて
デジタルインテリジェンスソリューションのグローバルプロバイダーであるSensor Towerは、企業がモバイルアプリ、デジタルプラットフォーム、ゲームエコシステム全体で消費者行動と市場パフォーマンスを理解できるよう支援しています。サンフランシスコに本社を置くSensor Towerのインサイトは、世界中の2,500以上の企業から信頼されています。