RECOREが「鮮度管理機能」を提供開始 – EC出品価格の自動最適化で在庫課題を解決
小売・リユース業界において、ECサイトでの商品販売はビジネスの重要な柱となっています。しかし、数千から数万という膨大な数の商品をEC出品している事業者にとって、価格設定や在庫管理は大きな課題です。特に、時間の経過とともに価値が変動する商品の価格見直しは、手間と時間がかかり、適切なタイミングを逃しがちです。
このような課題を解決するため、小売・リユース業界向けクラウド基幹システム「RECORE(リコア)」が、EC出品価格の自動値下げ機能「鮮度管理機能」の提供を開始しました。この新機能は、粗利を守りながら在庫の回転率を高め、値下げ判断と実施を仕組み化することで、事業者の業務効率向上と利益確保を支援します。

在庫管理の課題と「鮮度管理機能」の誕生背景
小売業界では、シーズン落ちのアパレル商品や型落ちの家電、廃番品など、時間の経過とともに売れにくくなる在庫が多く存在します。特に一点ものが多く、在庫が保管スペースとキャッシュを圧迫するリユース業界では、値下げのタイミングを逃すと最終的な処分価格が下がり、粗利(売上高から売上原価を引いた利益)を削る結果につながります。
多くの事業者がこの問題の重要性を認識しているにもかかわらず、値下げが後回しになるのは、扱うSKU(Stock Keeping Unit:最小在庫管理単位)の多さに対し、値下げ作業が物理的に追いつかないためです。
EC出品点数が数千〜数万点規模になると、以下のような課題が生じます。
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一点ごとに滞留日数を確認し、値下げを判断・実行する作業が追いつかない
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値下げの基準が担当者の経験や感覚に依存し、店舗や担当者、カテゴリによってばらつきが出る
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値下げを躊躇して在庫が長期間滞留したり、逆に思い切って下げすぎて粗利を失ったりする
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複数モールに出品している場合、値下げ作業がチャネル数だけ倍増する
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「いつ、いくら下げたか」が記録として残らず、価格戦略の検証ができない
「鮮度管理機能」は、こうした「手が回らないから放置される作業」になってしまっていた値下げ運用を仕組み化し、在庫を現金化するための重要な打ち手となることを目指して開発されました。
「鮮度管理機能」の主な特徴
「鮮度管理機能」は、あらかじめ設定した値下げルールに基づいて、EC出品中の商品の価格をRECOREが自動で見直す画期的な機能です。例えば、「30日ごとに5%ずつ下げる」や「60日後に30%下げる」といったルールを一度設定するだけで、以降は対象商品の出品価格が毎日自動で更新されます。これにより、利益を確保しながら在庫の回転を高めることが可能になります。
1. 売れ残りを放置しない自動値下げ
出品からの経過日数に応じて、EC出品価格を自動で引き下げます。値下げの間隔や幅は事業者ごとに自由に設計でき、「30日ごとに5%ずつ」といった定期的な値下げや、「30日後に5%、60日後に30%」といった段階的な値下げも設定可能です。担当者が滞留在庫を探す手間がなくなり、機会損失を防ぎます。
2. 粗利を守りながら柔軟な価格設定
値下げには下限を設定できるため、自動化しながらも利益ラインを死守できます。粗利率で「粗利率30%を切るところまでは下げる、それ以下にはしない」と指定したり、金額で「¥5,000未満にはしない」と指定したりする運用が可能です。また、10円・100円・1,000円単位での丸め処理にも対応し、見栄えの良い価格を維持します。

3. 商材ごとに値下げの“速度”を変えられる
値下げルールは、ECモール別、在庫グレード別に加え、商品単位やカテゴリ単位でも設定できます。相場の動きが速い商品は早めに大きく、高額商材はゆっくり小さくといった具合に、商材特性に合わせて値下げの速度を作り分けることが可能です。ECモールごとに手数料構造が異なる場合も、モール別に下限を設定できます。
4. 店頭価格はそのままに、EC価格だけを動かす
「鮮度管理機能」で更新されるのはEC出品価格のみで、在庫データ上の販売金額(店頭価格)は変更されません。これにより、店舗の値付けポリシーを維持したまま、ECチャネルだけ独立した価格戦略を実行できます。
5. 値下げ運用を属人化から解放
「誰が、いつ、どの基準で下げるか」をルールとして定義することで、値下げ判断が個人のスキルや裁量から切り離されます。多店舗展開している事業者でも、全店で同一の価格ポリシーを担保できます。ルールはExcel・CSVによる一括登録にも対応しており、数千〜数万SKUの設定も短時間で反映可能です。
「鮮度管理機能」の詳細については、RECOREのヘルプページをご覧ください。
RECORE ヘルプページ EC価格ルール・EC在庫ルール設定について
想定される対象事業者と活用イメージ
この機能は、以下のような課題を抱える事業者に特に有効です。
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EC出品点数が数千〜数万SKUに及び、一点ごとの価格見直しが現実的でない
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複数のECモール・カートに併売しており、値下げ作業がチャネル数だけ増える
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在庫の価値が時間とともに変動する商材を扱っている
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値下げ判断が担当者の裁量に委ねられており、基準を統一したい
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在庫回転率・キャッシュフローの改善を経営課題として抱えている
活用例
- シーズン商材の売り切り(アパレル)
シーズン投入から60日を過ぎた商品を対象に、30日ごとに10%ずつ自動で値下げ。次シーズンの投入前に在庫を圧縮し、売場とキャッシュを確保します。 - 相場下落の速い商材への追随(家電・PC・スマートフォン)
新型発表後に相場が下がる商材について、カテゴリ単位で「30日ごとに5%」を設定。手動では追いきれない価格改定を自動化し、売れる価格帯を逃しません。 - 滞留在庫のキャッシュ化(リユース・一点物)
出品から90日を超えた在庫が積み上がっている場合、粗利率20%を下限として、30日ごとに5%ずつ自動で値下げする設定にすることで、利益を確保しながら在庫の現金化を進めます。 - モールの手数料差を価格に織り込む(複数モール併売)
手数料率の高いモールでは下限粗利率を高めに設定し、どのチャネルで売れても一定の利益が残る状態をつくります。
RECOREについて
RECOREは、小売・リユース業界に特化したクラウド基幹システムです。POS、在庫、顧客管理、EC連携、免税販売、BOPIS(Buy Online Pick-up In Store:オンラインで購入し、店舗で受け取るサービス)、会員ランクなど、オムニチャネル(顧客があらゆる販売チャネルを意識することなく、シームレスにサービスを利用できる環境)を前提とした統合機能を標準搭載しています。リリースから6年で、500社1,700店舗を超える小売・リユース事業者が利用しています。

RECOREは、店舗・EC・モールを横断した在庫と業務の一元管理を通じて、事業者が販売そのものに集中できる環境づくりを進めています。今回の「鮮度管理機能」は、これまで人手に頼らざるを得なかった「価格を動かす」という業務を仕組みに置き換えるものです。在庫を適切なタイミングで適切な価格に届ける仕組みの提供を通じて、小売・リユース業界の健全な発展に貢献していくでしょう。
RECOREの導入に関するお問い合わせは、下記よりお気軽にご連絡ください。
RECOREお問い合わせ
まとめ
RECOREの「鮮度管理機能」は、EC出品価格の自動最適化を通じて、小売・リユース事業者が抱える在庫管理の複雑な課題をシンプルに解決します。手作業による負担を軽減し、粗利を確保しながら在庫の回転率を向上させるこの機能は、これまで「値下げは面倒」と感じていた事業者にとって、きっと強力なビジネスパートナーとなるでしょう。ぜひこの機会に、RECOREの「鮮度管理機能」の導入を検討し、ビジネスの成長を加速させてみてはいかがでしょうか。