K&D Technology 蚌埠2期工場が「国家卓越級スマートファクトリー」に選定
K&D Technologyの主力工場である蚌埠(ボンブ)2期工場が、中国の工業情報化部が公表した「国家卓越級スマートファクトリー(国家卓越级智能工厂)」のプロジェクトリストに選定されました。

この選定は、工場が最先端の技術で自動化・デジタル化されている証であり、民生用液晶モジュールの量産拠点として、高い品質と安定供給能力を持つことが評価されたものです。特に、日本市場が求める厳しい品質安定性や短納期への対応力が期待されています。
スマートファクトリーとは?私たちのデジタルデバイスにどう貢献する?
「スマートファクトリー」とは、IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)などの最新技術を導入し、生産プロセス全体を自動化・最適化した工場のことを指します。K&D Technologyの蚌埠2期工場では、具体的に次の取り組みを進めています。
民生用液晶モジュールの量産基盤
この工場は、ノートPCやタブレットなど、私たちが日常的に使う数量の多い民生用液晶モジュールの大量生産と安定供給を担っています。バックライトの自社設計・製造から貼り合わせを含む後工程まで、一貫した製造体制を確立しています。
徹底した自動化とデジタル化
5Gプライベートネットワーク
工場内に5Gプライベートネットワークという専用の高速通信網を構築し、生産設備やシステム間のデータ連携をスムーズにしています。これにより、生産状況のリアルタイム監視や、集められたデータの迅速な活用が可能になり、生産効率が向上します。
デジタルツインと3D可視化
現実の工場をデジタル空間に再現する「デジタルツイン」技術と、それを3Dで可視化するシステムを導入しています。設備や物流、エネルギー管理などのデータをデジタル上で監視することで、問題の早期発見や生産ラインの効率改善に役立てています。
AIマシンビジョンによる外観検査

AI(人工知能)がカメラで製品の外観を自動で検査する「AIマシンビジョン」を活用しています。人間の目では見逃しがちな微細な欠陥も高精度で検出することで、製品の品質安定性が格段に向上します。
EMS(エネルギー管理システム)
「EMS(Energy Management System)」により、工場全体のエネルギー消費を最適化しています。これにより、環境負荷の低減と製造コストの削減にも貢献しています。
WMS(倉庫管理システム)とAGV(無人搬送車)

「WMS(Warehouse Management System)」で倉庫内の在庫を効率的に管理し、AGV(Automated Guided Vehicle)と呼ばれる無人搬送車が部品や製品を自動で搬送します。これにより、物流のスピードと正確性が向上し、短納期への対応力を高めています。
これらの最先端技術の導入により、K&D Technologyの蚌埠2期工場は、試作段階から量産移行後まで一貫して高い品質を維持し、必要な時に必要な量を安定して供給できる体制を確立しています。
FINETECH JAPAN 2026での展開
K&D Technologyは、2026年9月30日(水)から10月2日(金)まで幕張メッセで開催される「第36回 FINETECH JAPAN -電子ディスプレイ産業展-」への出展を予定しています。会場では、蚌埠2期工場の製造体制や民生用液晶モジュールの量産対応について商談を受け付けるとのことです。日本の企業は、この機会に直接、その技術と供給能力を確認し、技術相談やサンプル依頼を行うことができるでしょう。
まとめ
K&D Technologyの「国家卓越級スマートファクトリー」は、私たちの手にするデジタルデバイスの品質と安定供給を支える重要な存在です。このような最先端の製造技術が、これからも私たちのデジタルライフをより豊かにし、高品質なデバイスを安心して利用できる未来を築いてくれることでしょう。
K&D Technologyの詳細は、以下の公式サイトで確認できます。
本件に関するお問い合わせは、下記のフォームから可能です。