2026.09.16 業界最新情報

cSAR3DとCMX500を統合!高速SAR測定ソフトウェア「MATEOS」で安全な5G/4Gスマホが早く手元に

私たちの生活に欠かせないスマホ、その電波安全性は?

スマートフォンやタブレットなど、モバイル機器は私たちの日常生活に深く浸透しています。これらの機器から発せられる電波が人体に与える影響については、常に高い関心が寄せられています。そこで重要になるのが「SAR(Specific Absorption Rate:比吸収率)」という安全基準です。SARとは、人体が電波を吸収する割合を示す値で、国際的なガイドラインによって上限が定められています。このSAR値を正確に測定し、安全基準に適合していることを確認することが、モバイル機器メーカーにとって不可欠なプロセスとなっています。

高速SAR測定ソフトウェア「MATEOS」が登場

マイクロウェーブファクトリー株式会社(MWF)は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG (R&S) と共に、この重要なSAR測定を画期的に高速化するソフトウェア「MATEOS」をリリースしました。この「MATEOS」は、Schmid & Partner Engineering(SPEAG)が開発したcSAR3Dベクトルアレイシステムと、R&SのCMX500無線通信テスターを連携させることで、高速かつ全自動でのSAR測定を可能にするソリューションです。

SAR測定の様子

5G/4G機器開発を加速し、安全な製品を迅速に市場へ

「MATEOS」の導入により、5Gスタンドアローン(SA)/ノンスタンドアローン(NSA)や4G(LTE)に対応したモバイル機器の開発において、人体への電波影響評価が大幅に効率化されます。これまで多くの時間を要していたSAR測定が自動化・高速化されることで、モバイル機器メーカーは開発期間を短縮し、より迅速に安全性の高い製品を市場に投入できるようになります。

これにより、消費者は最新の5G対応スマートフォンなどを、より安心して手に入れ、快適なモバイル通信を享受できるようになるでしょう。

協力する3社について

マイクロウェーブ ファクトリー(MWF)

MWFロゴ

MWFは20年の歴史を持つ、電磁気工学分野の専門企業です。先進的なワイヤレス、車載レーダー、電磁両立性、航空宇宙、防衛技術向けの試験ソリューションを提供しています。

Schmid & Partner Engineering AG(SPEAG)

SPEAGロゴ

SPEAGは、電磁界の評価ツールおよび機器の開発・製造をリードする企業です。携帯電話の電磁安全性、設計最適化、MRI、医療用インプラントなど、幅広い分野でその技術が活用されています。

Rohde & Schwarz(R&S)

R&Sロゴ

ローデ・シュワルツは、電子計測、テクノロジーシステム、ネットワーク&サイバーセキュリティの分野で、より安全でつながりのある世界の実現を目指すグローバルテクノロジーグループです。90年以上にわたり、最先端技術の開発に取り組んでいます。

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