2026.05.18 業界最新情報

大規模災害時も安心!スマホ充電の確保へ、モバイルバッテリーメーカーと通信事業者が連携

大規模災害時も安心!スマホ充電の確保へ、モバイルバッテリーメーカーと通信事業者が連携

近年、デジタル化の進展により、スマートフォンは私たちの生活に欠かせないツールとなりました。特に大規模災害時には、安否確認や情報収集の生命線とも言えます。しかし、停電などで充電ができない状況は、大きな不安を引き起こします。

このような状況に対応するため、複数のモバイルバッテリーメーカーと主要な通信事業者各社が連携協定を締結しました。この協定により、大規模災害発生時における被災地への電源確保が強化され、避難されている方々がより安心してスマートフォンを利用できるようになります。

災害時の電源確保、なぜ重要?

地震や台風などの大規模災害が発生すると、電力供給が途絶え、スマートフォンの充電が困難になることが少なくありません。スマートフォンは、家族や友人との連絡手段としてだけでなく、災害情報や避難所の情報、さらには被災状況の共有など、多岐にわたる重要な役割を担っています。

電源が確保できないと、これらの情報源が途絶え、孤立感や不安が増大する可能性があります。そのため、災害時における電源確保は、被災された方々の安全と安心を守る上で極めて重要な課題となっています。

モバイルバッテリーメーカーと通信事業者が強力なタッグ

今回の連携協定には、アンカー・ジャパン株式会社、株式会社INFORICH、EcoFlow Technology Japan株式会社、エレコム株式会社、株式会社オウルテック、株式会社CIO、株式会社ユーグリーン・ジャパンといったモバイルバッテリーメーカー各社が参加しています。

これに加えて、「つなぐ×かえるプロジェクト」に参画するNTTグループ(NTT株式会社、NTT東日本株式会社、NTT西日本株式会社、株式会社NTTドコモ、NTTドコモビジネス株式会社)、KDDI株式会社、ソフトバンク株式会社、楽天モバイル株式会社といった通信事業者各社が協力します。

「つなぐ×かえるプロジェクト」は、災害時における通信インフラの復旧や支援活動を行うプロジェクトです。詳細はこちらのウェブサイトで確認できます。

この連携は、2026年6月1日から開始されます。

モバイルバッテリーメーカーと通信事業者の災害時支援フロー

どのような支援が行われるのか?

大規模災害が発生した際、モバイルバッテリーメーカー各社が、以下の電源機材を調達・提供します。

  • モバイルバッテリー

  • 充電ケーブル

これらの機材には、使用方法、問い合わせ窓口、返却方法などを記載したチラシも添えられます。提供される機材は、被災地の要望や被災状況、各社の在庫状況に応じて決定されます。

通信事業者各社は、これらの電源機材を被災地の要望や状況に応じて、避難所などへ迅速に配送する役割を担います。これにより、電源機材が本当に必要な場所に、必要なタイミングで届けられる体制が整えられます。

被災者の安心につながる取り組み

この連携協定により、避難所に避難されている方々は、スマートフォンなどの充電手段をより確保しやすくなります。これにより、以下のようなメリットが期待されます。

  • 家族や知人との連絡: 安否確認や状況共有がスムーズに行えるようになります。

  • 必要な情報の入手: 災害情報、避難所の状況、生活支援情報などをタイムリーに確認できます。

  • 安心感の向上: スマートフォンが使えることで、災害時の精神的な負担が軽減され、安心感につながります。

デジタル化が進む現代において、災害時でも情報にアクセスできる環境は、被災者の生活支援を強化する上で不可欠です。

情報発信も共通化

モバイルバッテリーメーカー各社のウェブサイトでは、避難所支援に関する情報が共通の様式で掲載される予定です。これにより、被災された方々や支援関係者が、どこでどのような支援が行われているのかを分かりやすく確認できるようになります。

避難所支援に関する情報発信の共通様式イメージ

この共通化された情報発信は、支援の透明性を高め、被災地が必要とする情報を迅速に届ける上で役立つでしょう。

今後の展望

この連携協定に基づく取り組みは、今後、合同訓練などを通じてその実効性を高めていくことが目指されています。また、連携する事業者の拡大も図ることで、被災地における支援をさらに確実かつ迅速に行い、持続可能な社会の実現に貢献していくとのことです。

大規模災害はいつ発生するか予測できませんが、このような企業間の連携強化により、いざという時の備えが着実に進められています。スマートフォンを安心して使い続けられる環境が整備されることで、多くの人々の生活が守られることが期待されます。

×