2026.06.01 業界最新情報

日本でiPhoneやiPadが約30%安い?最新調査で判明したスマホ・タブレットの海外価格比較

購買力平価(PPP)とは?

「購買力平価(PPP: Purchasing Power Parity)」とは、異なる国の通貨間で、同じ量の商品やサービスを購入できる力を比較するための指標です。これを使うことで、単純な為替レートだけでは見えない、各国の物価水準の違いを考慮した公平な比較が可能になります。IMFが公開しているImplied PPP conversion rateをもとに算出されています。

関連情報:IMF Implied PPP conversion rate

日本のiPhone価格はG20平均より約30%安い

2026年4月時点の調査によると、日本におけるiPhoneの端末価格は、G20平均と比較して顕著に安いことが判明しました。

  • iPhone 16: 114,800円(G20平均より約35.6%安い)

  • iPhone 17: 164,800円(G20平均より約32.1%安い)

  • iPhone 17e: 99,800円(G20平均より約27.4%安い)

  • iPhone 17 Pro: 214,800円(G20平均より約33.9%安い)

これらのデータから、日本のiPhone価格はG20平均と比較して約30%前後も安い傾向にあることがわかります。

Androidスマートフォンは機種により価格にバラつき

iPhoneとは異なり、Androidスマートフォンの価格は機種によって傾向が分かれました。

主なスマートフォンの価格 (日本とG20平均の比較)

  • Google Pixel 9a: 79,900円(G20平均より約19.4%高い)

  • Google Pixel 10: 143,900円(G20平均より約0.9%高い)

  • Galaxy S26: 136,400円(G20平均より約31.3%安い)

  • OPPO Find X9: 134,820円(G20平均より約0.4%安い)

  • Xiaomi 15: 123,000円(G20平均より約16.9%高い)

  • REDMI Note 15 Pro 5G: 57,980円(G20平均より約20.8%安い)

このように、Google PixelやXiaomiの一部モデルはG20平均より日本価格が高い傾向にある一方で、Galaxy S26やREDMI Note 15 Pro 5Gなどは日本の方が安い結果となっています。前回の調査(2025年10月発表)までは、iPhone、Androidスマホともに日本の価格が安い傾向が見られましたが、今回から購買力平価換算が導入されたことで、傾向に変化が見られます。

iPadも日本がG20平均より約30%安い

タブレット端末の価格比較においても、iPadはiPhoneと同様に日本での価格がG20平均より大幅に安い結果となりました。

主なタブレットの価格(日本とG20平均の比較)

  • iPad: 74,800円(G20平均より約31.3%安い)

  • iPad Pro: 168,800円(G20平均より約30.4%安い)

  • iPad Air: 98,800円(G20平均より約29.3%安い)

これらのiPadモデルは、G20平均と比較して約30%前後安いことが確認できます。

他のタブレット端末の価格傾向

他のタブレット端末では、Google Pixel Tabletが68,800円(G20平均より約20.3%高い)と、日本での価格がG20平均よりも高い結果となりました。しかし、Galaxy Tab S11、OPPO Pad SE、Redmi Pad 2、Lenovo Yoga Tabといったモデルは、日本での価格がG20平均よりも安い傾向が見られました。

今後の端末価格動向に注目

中東情勢の悪化・長期化による物価や円安への影響、さらには輸送費や原材料費の上昇の可能性も指摘されており、今後の端末価格の動向は引き続き注視されるでしょう。ICT総研は、今後も携帯電話やスマートフォンの「利用実態」、「価格・料金」、「つながりやすさ」、「通信速度」など、ユーザーにとって有益な調査データを定期的に発信していく方針です。

今回の調査対象国や購買力平価の換算率、調査対象機種の詳細は以下の画像で確認できます。

調査対象国

日本円を1とした場合の購買力平価(PPP)

調査対象スマホ、対象タブレット

※本資料における全ての文章、数値、表、データは、調査実施時点(2026年4月1日~30日)のものです。

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