2026.07.17 業界最新情報

スマートフォンのWebサイトで約37%が不便を経験!見やすいサイトの条件とユーザーが求める機能とは

企業・店舗の情報収集、半数以上が「スマートフォン」を利用

まず、企業や店舗の情報を調べる際に最もよく使うデバイスについて尋ねたところ、「スマートフォン」と回答した人が50.8%と半数以上を占めました。次いで「パソコン」が43.0%、「タブレット」が6.2%となっています。

企業や店舗の情報を調べるときに最もよく使うデバイス

この結果から、外出先でも手元ですぐに調べられるスマートフォンが、情報収集の中心になりつつあることがうかがえます。

「見やすい・使いやすいサイト」の条件は「読みやすさ」と「探しやすさ」

では、スマートフォンで企業や店舗のWebサイトを見たときに、人々はどのようなサイトを「見やすい・使いやすい」と感じるのでしょうか。スマートフォンを最もよく使うと回答した人に、その特徴を聞いたところ、以下の結果が得られました。

スマートフォンで企業や店舗のWebサイトを見たとき、「見やすい・使いやすい」と感じるサイトの特徴

  • 文字が読みやすいサイズ・配色になっている: 53.5%

  • 知りたい情報にすぐたどり着ける構成になっている: 39.8%

  • ボタンやメニューが押しやすい: 37.0%

  • ページの表示速度が速い: 33.1%

  • スマホ画面にレイアウトが最適化されている: 31.9%

上位に並んだのは、デザインの華やかさよりも「読める」「探せる」「押せる」といった基本的な使い勝手でした。派手な演出よりも、ストレスなく情報にたどり着けることが、スマートフォンユーザーにとっての「見やすさ」の正体と言えるでしょう。

約37%がWebサイトで不便を経験、その半数以上が「すぐに離脱」

スマートフォンで企業や店舗のWebサイトを閲覧していて、不便を感じた経験があるかという質問に対しては、「ときどきある」が28.0%、「頻繁にある」が8.7%となり、これらを合わせると36.7%に達しました。これは、スマートフォンでWebサイトを見る人の約3人に1人が、何らかの不便を経験していることを示しています。

スマートフォンで企業や店舗のWebサイトを閲覧していて、不便を感じた経験

具体的な不便としては、「文字が大きすぎる、小さすぎる」「読み込みが進まない」「知りたい情報がどこにあるかわかりにくい」「電話番号が載っていない」といった声が挙げられました。これらの不便は、「見やすい・使いやすいサイト」の条件と裏表の関係にあり、ユーザーが求めることが満たされないと、そのままストレスに繋がっていることが分かります。

では、不便を感じたときに人々はどのような行動を取るのでしょうか。不便を感じた経験があると答えた人の行動は以下の通りです。

不便を感じた際の行動

  • すぐにサイトから離脱した: 51.6%

  • 我慢してそのまま閲覧を続けた: 25.8%

  • 別の競合サイトへ移動した: 15.1%

  • そのお店・企業の利用をやめた: 9.7%

使いにくいと感じた瞬間、半数以上のユーザーがサイトから離脱しています。さらに、その一部は競合サイトへ移動したり、利用そのものをやめたりしていることも明らかになりました。スマートフォンサイトの使い勝手は、もはやデザインの好みを超え、ビジネスチャンスを得るか失うかの重要な分かれ目になっていると言えるでしょう。

ユーザーが企業サイトに求めるのは「行動前の不安を解消する機能」

最後に、企業や店舗のホームページに「こんな機能があったら便利」と思うものを尋ねたところ、多様な機能が挙げられました。

企業や店舗のホームページに「こんな機能があったら便利」と思うもの

  • 料金シミュレーション機能: 15.7%

  • オンライン予約・申込機能: 15.0%

  • 地図・アクセス情報の見やすい表示: 12.2%

  • 口コミ・レビューの掲載: 11.0%

  • チャットでの相談・問い合わせ機能: 10.2%

これらの機能に共通するのは、「行動する前に知っておきたい」というユーザーの気持ちです。料金を知ってから検討したい、混雑状況を見てから出かけたい、口コミを読んでから決めたいなど、どれも実際に足を運んだり申し込んだりする前の「不安をなくす」ための機能と言えます。また、「電話が苦手」という声が複数あったことから、オンライン予約やチャット問い合わせが支持される背景には、「人と直接やりとりせずに済ませたい」という現代的な感覚もあるようです。

サイトに求められているのは、単なる情報の置き場ではなく、ユーザーの迷いや不安にそっと寄り添い、解消してくれる存在なのかもしれません。

まとめ

今回の調査では、企業や店舗の情報を調べる手段としてスマートフォンが中心的な役割を担っていること、そしてスマートフォンでのWebサイト閲覧時に約37%のユーザーが不便を経験し、その半数以上がすぐにサイトを離脱している実態が明らかになりました。

ユーザーが「見やすい・使いやすい」と感じるのは、読みやすく、探しやすく、ページの表示速度が速いサイトです。また、求められる機能の多くは、ユーザーが次の行動を起こす前の不安を解消するためのものでした。

これらの調査結果は、Webサイト運営者にとって重要な示唆を与えます。基本的な使い勝手を丁寧に整えることで、ユーザーの離脱を防ぎ、次の行動へと繋げられる可能性が高まります。自社のWebサイトが、スマートフォンでアクセスしたユーザーにとってストレスなく目的にたどり着けるか、一度利用者の目線で見直してみてはいかがでしょうか。


調査概要

  • 調査手法: インターネットでのアンケート

  • 調査期間: 2026年5月13日 ~ 5月20日

  • 調査対象者: 全国の男女

  • 有効回答: 500サンプル

※本記事の内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。

  • 引用元が「株式会社NEXER Groupと株式会社GOSPAによる調査」である旨の記載

  • 株式会社GOSPA(https://gos-pa.co.jp/)へのリンク設置

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