2026.08.21 業界最新情報

Wi-Fi HaLowがあなたのデバイスに長距離接続をもたらす!モースマイクロがUSBアダプターのリファレンスデザインを発表

Wi-Fi HaLowでデバイスのつながる範囲が劇的に広がる

「もっと遠くまでWi-Fiが届いたら便利なのに…」そう思ったことはありませんか?従来のWi-Fiでは難しかった長距離での安定した接続を可能にする「Wi-Fi HaLow(ワイファイ・ヘイロー)」という新しい技術があります。

このたび、Wi-Fi HaLowチップベンダーのモースマイクロは、既存のデバイスにこの長距離Wi-Fi HaLow接続機能を手軽に追加できる2つのUSBアダプター・リファレンスデザインを発表しました。これにより、あなたの身近なデバイスが最大1キロメートル先までつながる可能性が広がります。

2種類のUSBアダプターで広がる活用シーン

モースマイクロが発表したのは、「MM8108-RD09」と「MM8108-RD17」という2つのリファレンスデザインです。どちらも同社のMM8108という高性能なチップを搭載しており、Wi-Fi HaLowのメリットを最大限に引き出します。

MM8108-RD09:既存のルーターやPCをアップグレード

MM8108-RD09は、アクセスポイント(AP)やステーション(STA)製品など、さまざまなデバイスにWi-Fi HaLow接続機能をもたらします。例えば、USBポートを備えた既存のルーターやアクセスポイントに接続することで、そのルーターがWi-Fi HaLowに対応し、より広範囲に電波を届けられるようになります。

また、パソコン(Windows、Linux、macOS)に接続すれば、従来のWi-Fiと同じように、簡単にWi-Fi HaLowネットワークに接続できます。インターネットサービスプロバイダーは、既存の無線ルーターをアップグレードすることで、ユーザーにキロメートル級のWi-Fi接続を提供できるようになるでしょう。

MM8108-RD09 USBアダプター

MM8108-RD17:ドライバー不要で幅広いデバイスに対応

もう一つのMM8108-RD17は、さらに幅広いクライアント製品へのWi-Fi HaLow統合を可能にします。このUSBアダプターの特長は、ホスト側に特別なドライバーをインストールする必要がない点です。接続すると、ホスト側からは標準的な「CDC-NCMイーサネットインターフェース」として認識されます。

これにより、産業用コンピューター、ロボット、POS端末、さらにはAndroidやiOSを搭載したタブレットやスマートフォンなど、多様なデバイスでWi-Fi HaLow接続が手軽に利用できるようになります。広大な敷地内でノートPCやスマートフォン、タブレットなどを利用する際に、追加のソフトウェア更新なしでWi-Fi HaLow接続が実現できるため、非常に便利です。デバイスの認証も、ペアリングボタンを使って「Wi-Fi Easy Connect(DPP)」経由で簡単に行えます。

MM8108-RD17 USBアダプター

Wi-Fi HaLowが変えるIoTの未来

Wi-Fi HaLowは、従来のWi-Fiネットワークと比較して、約10倍の通信距離と約100倍のエリアをカバーできるとされています。しかも、消費電力が非常に少ないため、バッテリー駆動のIoTデバイスにも最適です。

この技術の普及により、スマートホーム、産業オートメーション、スマートシティなど、さまざまな分野でIoT(モノのインターネット)の接続性が大きく変わるでしょう。例えば、広い工場内や農場、ビルの隅々までセンサーを配置し、安定してデータを収集することが可能になります。また、スマートシティでは、遠隔地の街路灯や交通センサーなども効率的に管理できるようになるかもしれません。

モースマイクロは、シドニーに本社を置き、米国、台湾、中国、インド、日本、英国に海外オフィスを構えるWi-Fi HaLowファブレス半導体のリーダー企業です。同社のMM6108チップと今回発表されたMM8108チップは、市場で最速、最小サイズ、最低消費電力、最長伝送距離を持つWi-Fi HaLow接続を提供しています。

Wi-Fi HaLowの詳細は、モースマイクロのウェブサイトで確認できます。

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