2026.08.26 業界最新情報

企業の通信BCP対策の今:災害時も事業を止めないための「フェーズフリー」とは?

通信BCP対策の現状:多くの企業が「情報収集中」

近年、自然災害や大規模な通信障害など、企業活動を脅かすリスクは多様化しています。特に、業務のデジタル化が進む現代において、通信環境の確保は事業継続の生命線と言えるでしょう。

a2network株式会社が危機管理・防災業務に携わる企業担当者110名を対象に実施したアンケート調査では、企業の通信BCP(事業継続計画)対策の現状が明らかになりました。

通信BCP対策の状況

調査結果によると、「情報収集中」と回答した企業が49件で最も多く、多くの企業が通信BCPの必要性を認識しつつも、具体的な対策の検討段階にあることがうかがえます。一方で、「対策済み」と答える企業も36件と増加傾向にあり、危機意識の高まりが示されています。

重視されるのは「価格」「安定性」、そして「冗長性」

通信BCP対策を検討する際、企業がどのような点を重視しているのでしょうか。

通信BCP対策で重視されるポイント

最も多かった回答は「価格」と「通信の安定性」で、それぞれ13件でした。また、「導入のしやすさ」と「冗長性」も12件と高く評価されています。ここでいう「冗長性」とは、通信回線の一部に障害が発生しても、予備の回線に自動で切り替わるなどして、通信が途切れないようにする仕組みのことです。

この結果から、企業が単にコストだけでなく、万が一の事態に備えた通信の安定性や継続性を重視していることがわかります。

BCP回線の検討状況:「スターリンク」と「フェーズフリー」に注目

具体的にどのような通信手段がBCP回線として検討されているのでしょうか。

BCP回線として検討している通信手段

「スターリンク」が42件で最多となり、衛星通信への関心の高さがうかがえます。ただし、設置場所や都市部での障害物の問題など、導入には検討すべき点もあります。また、「特に検討していない」と回答した企業も同数の42件あり、企業の準備状況には大きな差があることが示されました。

災害時の通信確保には、衛星回線や携帯電話回線など複数の選択肢がありますが、重要なのは非常時だけでなく、平時からも利用できる通信環境を整えておくことです。この考え方を「フェーズフリー」と呼びます。普段使いができる通信環境であれば、いざという時にもスムーズに利用でき、より実効性のあるBCP対策につながります。

平時から非常時までを支える「スカイベリーpro®」

今回の調査結果から、通信BCP対策への関心は高まっているものの、具体的な対策や通信手段の選定については、まだ検討段階にある企業が多いことが分かりました。また、企業が重視するポイントは価格だけでなく、安定性や冗長性など多岐にわたっており、自社の利用環境や業務内容に合わせた通信対策の検討が重要です。

a2network株式会社は、企業ごとの通信環境やBCP対策のニーズに対応するため、通信の冗長化ソリューション「スカイベリーpro®」を提供しています。

「スカイベリーpro®」は、MVNO(仮想移動体通信事業者)としての特性を活かし、通信事業大手3社の無線回線に加えて、光回線・衛星回線を含めた最大5回線を活用できる、通信の冗長化ソリューションです。回線が完全に遮断された場合に別回線へ接続するだけでなく、あらかじめ設定した通信強度を下回った場合に自動で別回線へ切り替える機能も選択できます。これにより、お客様の利用環境や要件に応じた柔軟なBCP対策を実現し、企業や自治体の事業継続をサポートしています。

もし、災害時の通信確保や平時のネットワーク安定性にお悩みであれば、「スカイベリーpro®」のような多回線冗長化ソリューションを検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

通信BCP対策は、現代企業にとって避けて通れない重要な課題です。今回の調査で示されたように、多くの企業が情報収集を進め、価格や安定性、冗長性を重視しています。そして、「フェーズフリー」の考え方を取り入れ、平時と有事の双方に対応できる通信環境を整えることが、事業継続の鍵となります。自社の状況に合った最適な通信BCP対策を見つけ、万全の備えを整えましょう。

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