2026.04.06 業界最新情報

中小企業必見!「ビジネスフォン、スマホで代替できる?」の疑問に答える実態調査レポート

中小企業の電話環境、スマホで本当に十分?

人手不足や拠点運営の見直しが進む中小企業にとって、電話対応の負担軽減は重要な課題です。そんな中、ビジネスフォンの導入を検討する際に、「いま使っている固定電話を、スマホや携帯電話でまかなえるのではないか?」と考える企業が増えています。

従来の電話機同士を比較するのではなく、スマホや携帯端末で代替できるかどうかが、新たな比較対象として注目されているのです。

オフィスでビジネスフォンやPBXが設置されており、作業員がタブレットを操作しています。ビジネスフォンの代替検討に関する実態調査で、スマホ・携帯関連の相談が43.1%を占めることが示されています。

43.1%が「スマホ・携帯で代替検討」!調査で明らかになった現場の声

株式会社ベルテクノスが運営するOFFICE110は、複数年にわたる長期相談データを分析し、ビジネスフォン導入時におけるスマホ・携帯関連の検討実態を調査しました。その結果、スマホ・携帯関連の相談は56件に上り、関連相談全体の43.1%を占めることが判明しました。

この調査から見えてきたのは、単に電話機本体の価格を比較するのではなく、「スマホでどこまで既存の電話業務を代替できるか」が現場で重視されている実態です。しかし、この代替検討の過程で見落とされがちな重要な論点も浮上しています。

具体的には、代表番号の維持、FAXの運用、光電話や既存回線との整合性、配線の問題、通話の振り分けを行う「主装置」(ビジネスフォンの司令塔のような機器)の有無、そしてフリーダイヤルやナビダイヤルへの発信制限などが挙げられます。

スマホ・携帯関連相談の実態を示すデータ。相談件数は56件で、関連相談の43.1%を占める。スマホ運用、クラウドPBX、従来型ビジネスフォンが比較対象であり、転送、音質、工事費などが判断材料となる。

スマホ代替で浮上する「見落としがちな落とし穴」とは?

スマホや携帯電話での代替を検討する際に、同時に多くの企業が疑問を抱くのは、以下のようなポイントです。

  • 主装置・配線工事: 「主装置」とは、複数の電話機を接続し、外線と内線の制御を行う機器です。スマホで代替する場合でも、既存の配線や主装置の扱いがどうなるのかは重要な検討事項です。

  • 費用・見積もり: スマホ化で本当にコストが削減できるのか、初期費用や月額費用、そして予期せぬ追加費用がないかなど、具体的な見積もり内容が注目されます。

  • FAX・番号維持: 代表番号やFAX番号は会社の顔とも言える重要な資産です。これらをスマホ環境で維持できるか、またFAXをどう運用するかが課題となります。

  • 光電話・回線条件: 現在利用している光電話やその他の回線と、スマホでの電話システムが問題なく連携できるかも確認が必要です。

  • 音質・アプリ不安: スマホアプリでの通話品質はどうか、安定して利用できるかといった音質への不安や、アプリの使い勝手に関する懸念も多く見られます。

特に、以下の論点が導入可否を左右するケースが多いとされています。

  • 代表番号を維持できるか

  • FAXを残せるか

  • 光電話や既存回線と整合するか

  • 転送や着信管理をスマホで運用できるか

  • フリーダイヤルやナビダイヤルへの発信に制限がないか

この棒グラフは、「同時に出やすかった補助論点」に関する分析データを示しています。主装置・配線工事が54件で最も多く、費用・見積もりが53件、FAX・番号維持が51件と続いています。光電話・回線条件は43件、音質・アプリ不安は29件でした。

「スマホの方が安い」は本当?思い込みと現場実態のギャップ

調査では、「スマホの方が安い」「クラウドPBX(インターネット回線を利用して電話機能を提供するサービス)なら工事不要」「固定電話は最小限でよい」といった認識が広く見られる一方で、実際の相談内容との間にずれがあることも指摘されています。

実際には、スマホでの代替だけでは吸収できない業務要件が残ることが多く、代表番号の維持、FAX運用、既存配線の流用、主装置の有無、そして今後の保守条件まで含めた多角的な検討が不可欠です。これらの点を考慮せずに電話環境を設計すると、後から現場での運用負荷が増えたり、追加工事が必要になったりするリスクがあります。

専門家が語る「価格だけでは測れない電話環境の重要性」

株式会社デジコンnet 代表取締役の登 雄三氏は、今回のデータ公開の理由について「価格だけで電話環境を判断した結果、現場での運用負荷や追加工事、番号運用の問題が後から表面化するケースを減らしたいと考えたため」とコメントしています。

スマホ化が進んでも、会社の代表番号やFAX、従業員間の取次ぎといった業務は簡単にはなくなりません。現場の状況を無視した提案は、結果として業務継続上のリスクとなりかねないため、一次情報を公開することで、より適切な判断材料を提供したいという考えが示されています。

あなたの会社に最適な電話環境を見つけるために

スマホや携帯電話での代替は、中小企業の業務効率化に大きく貢献する可能性を秘めています。しかし、その検討においては、単に通話端末を変更するだけでなく、既存の業務要件や将来的な運用、そして会社の通信インフラ全体を見据えた総合的な視点が不可欠です。

「きっと、スマホで全てまかなえるだろう」という思い込みだけで判断せず、まずは自社の状況をしっかりと把握し、今回ご紹介したような見落とされがちなポイントを洗い出すことから始めてみましょう。詳細な調査結果を確認することで、より具体的な検討を進めることができるはずです。

ぜひ、以下の詳細レポートも参考に、あなたの会社に最適な電話環境を見つけてください。

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