「TONE-IN SDK」とは?シニアのスマホ利用を劇的に変える可能性
「TONE-IN SDK」は、アプリ開発者が自身のアプリに組み込むことで、シニアユーザー向けの統合サポート機能を簡単に実装できるソフトウェア開発キット(SDK)です。これにより、サポートセンターだけでなく、離れた家族やAIソリューションなど、多様なサポート経路を通じて、困ったときにすぐに助けを呼べる環境が整います。
事業者とシニアユーザー双方にメリット
事業者様にとってのメリット
「TONE-IN SDK」をアプリに組み込むことで、シニアユーザーへのサポート体制を効率的に構築できます。コールセンター、家族、AIソリューションといった複数のサポート先を組み合わせ、画面を安全に共有できるため、既存システムへの大きな改修なしにシニア対応コストを大幅に削減することが可能です。
シニアユーザー様にとってのメリット
新規インストールしたアプリから使い慣れたアプリまで、困ったときにすぐサポートを求められます。サポートセンターだけでなく、離れて暮らす家族にも助けを求めることができ、どのサポート経路を利用しても、信頼性の高いウェブポリシー(DID/SDN)に基づく一貫したセキュリティが確保されます。これにより、利用者の個人情報が事業者に渡ることなく、安心してサービスを利用できるのが大きな特徴です。

「TONE-IN SDK」を支える先進技術
「TONE-IN SDK」は、フリービットが2025年7月に発表した非中央集権型プラットフォーム「Portfolia(ポートフォリア)」をAge Tech領域に最適化したものです。以下の3つの層で構成されています。
-
認証層: W3C標準に準拠した分散ID(DID/VC)ウォレットを活用し、利用者の個人情報を取得せずに暗号学的な本人認証を実現します。個人情報は利用者のスマートフォンに保存され、外部サービスが利用者の許可なく情報を取得することはありません。
-
通信層: 特許取得済みの独自SDN技術「Emotion Link」により、アプリ自体がIPアドレスを保有し、Edge to EdgeでのP2P通信を実現します。また、モバイルブロックチェーン「Trusta」(完全EVM1.X互換L1ブロックチェーン)により、発行主体の事業継続性に依存しない長期的な検証性を担保します。
-
AI支援層: 各種AIサービス(エージェント)と接続するコネクターを提供し、信頼性を保ちながらLLMなどのAIとシームレスな連携を可能にします。
これらの技術は、日本政府が推進する「Trusted Web」や、マイナンバー等に基づいた実装方針に準拠しており、アプリ/サービス事業者がシニアユーザーへ「安心して使えるスマホ体験」を提供するための基盤となります。
「TONE IN」戦略の進化と今後の展望
フリービットは、2013年以降培ってきた「安心・安全なスマートフォンサービス」の知見を基に、「TONE IN」戦略として段階的に事業を進化させてきました。
-
2013年11月: 「freebit mobile」から「トーンモバイル」へ。子供、シニア、現役世代の安全・安心を追求した垂直統合型スマホサービスを実現。
-
2024年3月: 「TONE IN」(第1章)として、MVNO SIM挿入型でドコモ取り扱いの全Android/iPhone端末に対応。
-
2024年8月: 「TONE IN」(第2章)として、SIMフリーやドコモ以外のキャリア端末を含む200機種以上に対応。
-
2026年5月: 「TONE-IN SDK」(第3章)として、あらゆるスマートフォンアプリへの組み込みが可能に。
この第3章への進化により、「安心・安全のレイヤー」は、業種・端末・キャリアを問わず、あらゆるアプリで提供可能となります。
フリービットは、「TONE-IN SDK」事業を起点に、「”Trusted” Age Tech」領域で日本発の世界先行モデル確立を目指します。日本の少子高齢化で培われたノウハウを活かし、高齢化が進むアジア各国や欧米へのグローバル展開も視野に入れています。また、グループ会社である株式会社ギガプライズが運営する集合住宅向けインターネット回線インフラを活用した次世代見守り事業など、複数の事業を順次展開する構想も持っています。
関連リンク
-
世界Age Tech市場に関するAARPのレポート:AARP AgeTech Collaborative『AgeTech market slated to double from $1 to $2 trillion』
-
2024年シニアのスマートフォンのセキュリティに関する調査(MMD研究所):MMDLabo株式会社(MMD研究所)『2024年シニアのスマートフォンのセキュリティに関する調査』(2025年1月)
-
スマホ比率に関する調査(NTTドコモ モバイル社会研究所):NTTドコモ モバイル社会研究所『スマホ比率 60代94%、70代84%、80代前半68%』(2025年8月)